ここで通勤時間の重要性を理解しておこう

通勤時間が長いデメリットとはどのようなものなのでしょうか。まず、通勤時間が長いということは早く家を出なければなりませんので、おのずと起床時間は早くなります。そうすると十分な睡眠時間を確保するのが難しくなります。また、帰宅するのにも時間がかかるので、仕事以外に使える時間が一気に減ります。そうなると仕事そのものへのモチベーションが低下し、パフォーマンスが落ちるなどの悪影響が出ます。体力が低下して健康に悪影響を及ぼすこともありますので、やはりできるだけ短い通勤時間を手に入れたほうがいいでしょう。

通勤時間は人間の幸福度に大きく影響していることが近年行われた調査によって明らかになりました。スイスの経済学者によると、ストレスを感じずに通勤できる時間は「20分以下」のようです。30分を超えるとストレスがかかり、意志力が低下します。本来仕事やプライベートで発揮されるはずの意志力が通勤するだけで削られてしまうので、生活に大きな悪影響を及ぼすことになります。アメリカで行われた調査によると、通勤時間が長い人のほうが多くの悩みを抱えやすいというデータが出ました。

通勤時間は短いほうがいろいろとお得だとはわかっていても、長い通勤時間に我慢しながら毎日を過ごしている人に向けて、具体的なメリットを紹介します。まず、通勤時間が短ければその分だけ睡眠時間を確保することができます。これは夜勤などがある忙しい看護師にとって非常に大きなメリットです。また、スキルアップを目指す看護師にとって勉強時間の確保は重要な問題ですが、これも通勤時間が短ければ解決します。通勤時間が長いことによってかかる心身のストレスを軽減できるのも、快適な生活を送るうえで見逃せません。

子育てをしながら働く看護師は絶対に通勤時間は短いほうがいいです。子育てには多大な労力と時間が必要になります。そういったなかで通勤時間が長いとなると、様々な不便が出てきます。もし子どもが保育園や学校で体調を崩してしまっても、かけつけてあげることができません。通勤時間が短ければ何かあった際にすぐに迎えに行けます。ここでは、子育てをきっかけに通勤時間の短い職場に転職したAさんの体験談も併せて掲載しています。