様々な通勤事情がある

様々な通勤事情がある

看護師の通勤時間はそれぞれの通勤事情によって異なります。看護師の通勤時間に関する正式な調査や統計情報はありませんが、ネット上の声などを参考にして実際の通勤事情はどうなっているのかをまとめました。

往復1時間程度が多いらしいが

往復1時間程度が多いらしいが

看護師の通勤時間をざっくり平均してみたところ、往復1時間程度(片道30分)でした。しかし、これは交通手段や住んでいる地域によって事情が変わります。例えば、地方に住んでおりマイカーを利用して往復で30分ほどという人もいれば、都市部に住んでいてバスや地下鉄などを乗り継いで片道1時間、往復で2時間以上かけているという人もいます。あくまで全国の平均で言うと、往復1時間程度ということです。

条件や生活環境で左右される

条件や生活環境で左右される

職場の条件や生活環境によって、具体的にどのような違いが出てくるのかを紹介します。まず、一番大きな影響を与えるのは職場の「立地」です。都市部の病院の場合、敷地内に駐車場がないのであらかじめマイカー通勤をNGとしていることもあります。その場合、通勤は交通機関の利用に限られます。逆に、交通機関があまりない地方ではマイカー通勤がメインとなり、職員専用の駐車場を設けているところがあります。駅までの送迎バスを出している職場もあります。
次に、「雇用条件」がどのようになっているかでも左右されます。看護師として働いている人の中には、パートやアルバイトの雇用形態を選んでいる人も多いでしょう。その場合、通勤手当が支給されなかったり、限られた金額しか支給されないことがあります。その場合は、交通費をなるべくかけないように自転車等の手段で通勤する人が多いでしょう。
また、「勤務体制」による影響もあります。夜勤や早朝出勤がある職場だと交通機関がまだ動いていないので、マイカーや自転車といった手段が選ばれるでしょう。
そして、「子育て」をしているかどうかも通勤手段に大きな影響を与えます。小さい子供がいる場合、保育園への送迎が必要です。その場合は、マイカー通勤や自転車などで子供を乗せて移動できるようにしている人が多くなります。

生活面での悪影響を考えて

生活面での悪影響を考えて

上記のように、看護師の通勤事情は様々です。いずれの手段で通勤するにしろ、通勤時間が長すぎると徐々に疲労がたまっていきます。仕事以外の場面で苦痛を感じるとプライベートにも悪い影響が出てしまいます。いわゆるQOL(クオリティ・オブ・ライフ)を下げることにつながってしまうのです。今の通勤時間に不満がないのであれば問題ありませんが、もし毎日我慢して通勤しているのであれば、今の職場のままで本当にいいのかを検討しましょう。