履歴書作成時のコツ
転職活動をする際に必ず用意しなければならない履歴書ですが、通勤時間の欄に関してどのように記載すればいいかを紹介していきます。採用担当者は通勤時間の欄を見て、その人が職場まで通いやすいかどうかをチェックします。そのため、正確に記載しなければなりません。
通勤時間記入のポイント
履歴書に書く通勤時間は往復ではなく、自宅から職場までにかかる「片道の所要時間」です。徒歩や車、交通機関など通勤手段は人によって異なります。いずれかを組み合わせて通勤する人もいるでしょう。通勤時間の欄に記載する時間は、それらの通勤にかかるすべての時間を合計した時間でなければなりません。簡単に言えば、家を出てから職場に着くまでの時間です。
そして、記載する時間は平均時間ではなく「最短時間」です。道の混み具合や通勤ラッシュなどの事情は考えず、スムーズに職場に着いた場合の時間を記載しましょう。電車が遅延することがあるので少し余裕を持った時間を記載するというのはNGです。ただし、1分単位で細かく記載をするのは避けてください。通勤時間は「5分単位」で記載するのが基本です。1分単位の部分は四捨五入するので、例えば実際は18分で着く場合、20分と記載するようにしてください。
このように細かいところまで注意して記載する必要があるので、通勤時間がよくわからないからと不正確な時間を書くのは絶対にやめてください。仮にですが、自分と近いところに住んでいる人が働いていた場合、自分の記入した時間とずれているとトラブルになる可能性があります。また、通勤時間が極端に長い人は採用されにくい傾向があります。通勤時間が長い人は疲労がたまりやすく、急な対応があった際にはすぐに駆け付けることができず、通勤手当も多くかかるからです。やはり、30分以内が好まれます。
好印象を与えるコツ
履歴書の書式にもよりますが、通勤時間の記入欄が広い場合には利用する交通機関を書いておくと好印象を与えることができます。できる限り公共交通機関を書いたほうがいいです。交通手段が歩きの場合は「徒歩通勤」、電車なら「電車通勤」と書きます。交通機関を複数利用する場合、「バス及び電車通勤」などと記載します。自転車やマイカーで通勤することがあっても、履歴書には公共交通機関で通勤した場合のことを書きます。車などの手段は交通事故にあう可能性が高く、あまりいい印象を持たれないからです。公共交通機関が利用可能な場合は履歴書にそれを書き、面接時に自転車や車での通勤も可能かを聞くといいでしょう。
以下に、履歴書の通勤時間の書き方についてより細かいポイントが載っているサイトを紹介しますので、実際に記入する際の参考にしてください。
- こちらの「ジョブインフォ」の記事に通勤時間の書き方が細かく載っています。通勤時間の計算方法などを知ることができます。
- 履歴書の記入例をチェック